Sophie

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distrib > Fedora > 14 > x86_64 > media > updates > by-pkgid > ffbe04469cad43e270e2435265ed0767 > files > 20

ochusha-0.6.0.1-0.9.cvs20100817T0000.fc14.x86_64.rpm

おちゅ〜しゃ version 0.6

● はじめに

おちゅ〜しゃは2chへのアクセスを普通のWebブラウザよりも少しだけ楽にする
ようなツールです。GTK+などを使って作られています。

Linux板の「おいお前ら!GTK+使ってLinux版かちゅーしゃ作れや」スレ(現在
DAT落ち)で当初盛り上がっていた(?)、x2chやg2chの開発がどうやら止って
しまったので自分で作り始めました。

おちゅ〜しゃという名前はかちゅ〜しゃに似た言葉として考えたものですが、
私は日頃Windowsを使ってないので、もちろん、本物のかちゅ〜しゃを使った
ことがありません。全く似ていないと思うので、混乱したらスマン。

おちゅ〜しゃに関する最新の動向は
http://ochusha.sourceforge.jp/
や
http://sourceforge.jp/projects/ochusha/
などで確認できます。

ご意見ご要望などは、Linux板の「おいお前ら! おちゅ〜しゃはどうですか?
Ver.5」スレで承っております。と言っても、バグ報告への対応時を除くと、
通常は何の反応もしないので、いつの間にか要望が叶うかもしれないという程
度と思ってください。



● ライセンス

おちゅ〜しゃでは、基本的にいわゆる二項目のBSDライセンスを採用していま
す(詳細はCOPYINGファイルを参照してください)。ただし、tarballには別の
ライセンスにカバーされる部分が含まれています。具体的には、intlと
libochushagtk_lgplという二つのサブディレクトリに含まれる配布物はLGPLに
カバーされています(ライセンス文書はそれぞれのディレクトリに含まれてい
るCOPYINGをご参照下さい)。もしあなたがおちゅ〜しゃを元にした別のソフ
トウェアをFree Software(自由なソフトウェア)ではないものとして配布す
る場合、特にLGPL部分の取り扱いにご注意下さい。



●●●●●●●
● 超重要 ●
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● おちゅ〜しゃversion 0.5.8.2からのバージョンアップについて

おちゅ〜しゃversion 0.6は、前回のリリースバージョンであるversion
0.5.8.2とは完全に異なる設計・実装がなされているため、一部の互換性が失
われています。旧おちゅ〜しゃからversion 0.6への乗り換えは考慮されてい
ますが、version 0.6の実行後に旧おちゅ〜しゃに戻すことは考慮されていま
せん。

「2ちゃんねるビューア(●)への対応」、「HTML化済の過去スレ」および
「みちのく掲示板へのアクセス」という3点だけであると認識していますが、
version 0.5.8.2以前のおちゅ〜しゃが持っていた機能の内version 0.6には未
実装のものがあります。これらの機能が必要で、かつ、おちゅ〜しゃを使いた
いという場合には、必要な機能が実装されるまでバージョンアップを見送るこ
とをおすすめします。

以前のバージョンからの乗り換えに際しては、設定ファイルなどを読み込み、
必要に応じてそれらの設定を読み替えるように実装されているので、特に
Schemeによるカスタマイズを行っていないversion 0.5.8.2ユーザがversion
0.6に乗り換える際に問題が起こることは本来ないはずですが、前回のリリー
スであるversion 0.5.8.2から3年以上もの時間を経ている上に、旧バージョ
ンからの乗り換え時に一度だけ実行されるという3年以上放置されていること
がほぼ確実な部分のプログラムには、作者の知らないバグが潜んでいる可能性
があります。発生しても「正直すまんかった」という他ありません。



● バージョンアップ時の注意点

一部、誤った情報が2ちゃんねるのおちゅ〜しゃスレに投稿されていましたが、
version 0.6への移行に当って、$HOME/.ochushaを消す必要はありません。

$HOME/.ochusha/ochusha-init.scmに関しては、その取り扱いおよび内容がほ
ぼ完全に変更されているため、必要であればversion 0.6同梱のサンプルを参
考に新しく用意してください。必須ファイルではないので、削除するなり名前
を変えるなりすれば、version 0.6のデフォルトのものが使用されます。ちな
みに作者としてはversion 0.5.8.2以前のおちゅ〜しゃで何の説明もなかった
はずの自前ochusha-init.scmを用意して使っていたユーザは皆無だと予想して
います。

$HOME/.ochusha/ochusha-gtkrcに関しては、おちゅ〜しゃが使用している
GTK+のウィジェットの名前などが変更されているため、指定が無視されたり、
コマンドラインからの起動であれば、起動時にGTK+からの警告が表示される可
能性があります。必要であれば、version 0.6同梱のサンプルを参考に新しく
用意してください。

DATファイル類はまちBBSやライブドア(旧したらば)JBBSの場合を除き、以前
と同じ形式(2ちゃんねるの鯖から落ちてくるファイルそのまま)のままです
し、まちBBSなど形式を変更したものは、そのファイルを最初に読み込んだ時
に自動的に新形式に変換されるように実装されています(何年も前に実装して
その当時以降動かしてないコードだからバグっていても気付かない罠有り)。

以前の形式の「お気に入り」は、おちゅ〜しゃversion 0.6の最初の起動時に
ブックマークに変換されます(何年も前に実装してその当時以降動かしてない
コードだからバグっていても気付かない罠有り)。

画像の一時キャッシュディレクトリ($HOME/.ochusha/image_cache)に関して
は、分割数が変更されているため、おちゅ〜しゃversion 0.6の最初の起動時
に再配置されます。再配置の結果、旧おちゅ〜しゃの想定しているディレクト
リ構成とは矛盾が生じるため、画像の一時キャッシュを旧バージョンと共有す
ることはできません。



● 旧バージョンへの後戻りを考慮する場合の注意点

後戻りを考えるのであれば、$HOME/.ochusha以下にある*.xmlと*.xml.gzと、
まちBBSやライブドアJBBSの関連ファイル
	$HOME/.ochusha/cache/*machi.to以下一式
	$HOME/.ochusha/cache/jbbs.livedoor.jp以下一式
のバックアップを用意しておけば、画像キャッシュ以外については後戻りでき
るはずです。

画像キャッシュは$HOME/.ochusha/image_cache以下をバックアップしておけば
良いし、不要ならば後戻りの際に消してしまっても問題ありません。



● 動作環境

おちゅ〜しゃが使っているライブラリ類が揃っていて、pthreadの使える
UNIX-likeなシステムなら環境を選ばないことを目標にしていますが、現時点
ではFedora 10上で開発していて、気まぐれなタイミングでFreeBSD-currentな
ど作者の用意できるその他の環境でビルドして動かしてみたりもしていますが、
他の環境ではビルドする機会もないので、何か細工がいるかもしれません。



● コンパイルとインストール

あなたが入手したおちゅ〜しゃが実行形式のバイナリパッケージでない場合に
はコンパイルとインストールから始める必要があります。その方法については
INSTALL.jpなどを参照下さい。バイナリパッケージのインストール方法に関し
てはシステム毎に異なるのでここでは省略します。



● 実行方法

ochushaというコマンドを実行するだけです。インストールの結果、デスクトッ
プ環境のアプリケーションメニューに登録されている場合には、それを選択す
るだけで起動します。GNOME環境であれば通常は「アプリケーション/インター
ネット/おちゅ〜しゃ 2chブラウザ」としてメニューに登録されます。

基本的な操作は、ウィンドウの左側にツリー表示されている板一覧から読みた
い板をマウスでクリックすると、その板に対応するスレ一覧がウィンドウの右
側に表示され、スレ一覧において読みたいスレをマウスでクリックするとその
スレがスレ一覧の下部に表示されるというものです。

板一覧、スレ一覧およびスレのリンク部分には、マウス右ボタン(左利き用に
設定されていたら左?)クリックによるポップアップメニューもあります。

使用方法の詳細や便利かもしれない使い方、カスタマイズ方法などに関しては
ヘルプを参照してください。