<sect1 id="sndserver"> <sect1info> <authorgroup> <author > <firstname >Mike</firstname > <surname >McBride</surname > </author> <author > <firstname >Jost</firstname > <surname >Schenck</surname > </author> <author ><firstname >日本語訳:Sinopa</firstname > <affiliation ><address > <email >sinohara@kde.gr.jp</email > </address ></affiliation ></author> </authorgroup> <date >2002-02-12</date> <releaseinfo >3.00.00</releaseinfo> <keywordset> <keyword >KDE</keyword> <keyword >KControl</keyword> <keyword >サウンドサーバ</keyword> <keyword >サウンド</keyword> <keyword >aRts</keyword> </keywordset> </sect1info> <title >サウンドサーバ</title> <para >このパネルは&arts;サウンドサーバ(&kde;サウンドサーバ)の設定を行うものです。</para> <sect2 id="sndserver-general"> <title >一般</title> <para >一番上のオプション(<guilabel >KDE起動時にaRtsサーバも起動</guilabel >)で、<application >aRtsサウンドサーバ</application >の有効/無効を指定します。 </para> <para >パネルの残りの部分は<application >aRts サウンドサーバ</application >に関する3つのオプションからなっています。(訳注:この記述は&kde; 3のものとは違います)</para> <variablelist > <varlistentry > <term ><guilabel >ネットワーク透過を有効に</guilabel ></term > <listitem > <para >このオプションが有効にされるとネットワークからのサウンド要求を受け付けます。このオプションが無効な場合、サウンド要求はローカルホストからのみ受け付けられます。</para > </listitem > </varlistentry > <varlistentry > <term ><guilabel >セキュリティと参照情報をX11サーバ上で交換</guilabel ></term > <listitem ><para >ネットワーク透過を有効にしている場合、このオプションで、セキュリティと参照情報の交換を行わせることができます。ネットワーク透過を有効にしていて、安全性が疑わしい場合にはこのオプションをチェックしておいて下さい。</para ></listitem > </varlistentry > <varlistentry > <term ><guilabel >サウンドサーバをリアルタイム優先度で実行</guilabel ></term > <listitem ><para >このオプションを有効にすると、サウンドサーバのプライオリティをその他のアプリケーションよりも高くします。これは、中断の無い配信を行う為に有効です。</para > <note ><para >通常のユーザー権限ではこのオプションは設定できないかもしれません。</para > <para >またこのオプションはあなたのシステムがリアルタイムサポートを行っている事を要します。しかしこの機能は全てのシステムでサポートされている訳ではありません。</para > <para >必要な権限を持っていない場合、またはあなたのシステムがリアルタイムサポートを行っていない場合、このオプションを有効にしても問題は生じません。</para ></note ></listitem > </varlistentry > <varlistentry > <term ><guilabel >アイドル時の自動サスペンド</guilabel ></term > <listitem > <para >&arts;は通常、サウンドカードデバイスをロックします。このため、他のアプリケーションは、それを使うことができません。このオプションを有効にすると、ここに設定された時間&arts;がアイドル状態のままの場合、自動的にサスペンド状態になり、他のアプリケーションがサウンド関連のハードウェアにアクセスできるようになります。&arts;が他のリクエストを受け取ると、サスペンドから復帰し、通常の状態に戻ります。このオプションを有効にすると、&arts;アプリケーションを開始する時に、若干時間がかかることがあります。</para > </listitem > </varlistentry > <varlistentry > <term ><guilabel >次を使ってメッセージを表示</guilabel ></term > <listitem > <para >&arts;サーバがメッセージを表示するために使用するアプリケーションを指定します。デフォルトの値は、<application >artsmessage</application >で、これは、あなたが&arts;のドキュメントを良く理解していない限り、変更すべきではありません。</para > </listitem > </varlistentry > <varlistentry > <term ><guilabel >メッセージ表示</guilabel ></term > <listitem > <para >&arts;が表示するメッセージの詳細度を指定できます。エラーメッセージのみ表示させることもできますし、開発者には有用なデバッグメッセージを表示させることもできます(このレベルは、あなたが開発者でない限り、あるいは誰かにそうしてくれと頼まれたのでない限り、選択したくはないでしょう)。あるいは、&arts;がサスペンド等を行っている際の一般的情報を見たいと思って選択するかもしれません。 </para > </listitem > </varlistentry > </variablelist> <para >このページの一番下にあるボタンで<guibutton >サウンドをテスト</guibutton >できます。</para> </sect2> <sect2 id="sndserver-soundio"> <title >サウンド I/O</title> <para ><guilabel >サウンドI/O</guilabel >パネルの一番先頭の設定項目は、<guilabel >サウンドI/Oメソッド</guilabel >です。これは&arts;が入出力に、どのサウンドシステムを使用するかを指定するものです。現在選択できるのは<acronym >ALSA</acronym > (Advanced &Linux; Sound Architecture), <acronym >OSS</acronym > (Open Sound System), オーディオシステム無し、あるいは自動検出です。大抵の場合、<quote >自動検出</quote >でうまく行く筈です。</para> <para >他のオプションは:</para> <variablelist > <varlistentry > <term ><guilabel >全二重処理を有効に</guilabel ></term > <listitem ><para >このオプションは、サウンドサーバが録音と再生を同時に実行できるようにします。このオプションは録音/再生が同時に必要とされるアプリケーション(例えば、インターネット電話)の使用には必要となります。</para ></listitem > </varlistentry > <varlistentry > <term ><guilabel >カスタムサウンドデバイスを使う</guilabel ></term > <listitem > <para >通常サウンドサーバは、サウンドの出力に<filename class="devicefile" >/dev/dsp</filename >というデバイスを使用します。これは大抵の場合うまく機能します。例外は、あなたがdevfsを使用していて、<filename class="devicefile" >/dev/sound/dsp</filename >を代わりに使っている場合です。また他に、マルチ出力をサポートするサウンドカードや複数のサウンドカードを使っていて、<filename class="devicefile" >/dev/dsp0</filename > や <filename class="devicefile" >/dev/dsp1</filename >と言ったデバイスファイルを使用する場合です。</para > </listitem > </varlistentry > <varlistentry > <term ><guilabel >カスタムサンプリングレートを使う</guilabel ></term > <listitem > <para >サウンドサーバは通常、サンプリングレートとして44100 Hz (<acronym >CD</acronym > 音質)を使用します。これはほとんどのハードウェアでサポートされているものですが、Yamahaのサウンドカードをお使いの場合には、これを48000 Hzに設定する必要があるかもしれません。またサウンドブラスタ プロのように、古いサウンドブラスタカードを使用している場合には、これを22050 Hzにする必要があるでしょう。もちろん、それ以外の値も設定は可能ですが、それらは特定の環境(例えばプロフェッショナル向けのスタジオ機器等)でしか意味は無いでしょう。</para > </listitem > </varlistentry > <varlistentry > <term ><guilabel >その他のカスタムオプション</guilabel ></term > <listitem ><para >その他に&arts;にはコントロールモジュールでは設定できないオプションがいくつかあります。そこでここに、コマンドラインオプションを追加することができます。これは直接、<application >artsd</application >に渡されます。ただしオプションは単純に(コマンドラインに対し)追加されるだけなので、<acronym >GUI</acronym >で設定したものを上書きしてしまう可能性もあります。指定可能なオプションについては、&konsole;ウィンドウから以下のように入力して調べて下さい。:<userinput ><command >artsd</command > <option >-h</option ></userinput ></para > </listitem > </varlistentry > <varlistentry > <term ><guilabel >オーディオバッファサイズ(応答時間)</guilabel ></term > <listitem ><para >このスライダは、サウンドサーバがどれだけ素早くあなたのコンピュータ資源を使用できるかを設定します。速い応答になれななるほど、<acronym >CPU</acronym >負荷も高くなります。</para > <tip ><para >最初は250msに設定して&kde;を暫く使ってみることをお奨めします。もしサウンドがうまく機能していないようなら、問題が解消するまで1ステップづつ反応を上げて下さい。</para ></tip > </listitem > </varlistentry > </variablelist> </sect2> <sect2 id="sndserver-author"> <title >このセクションの作者</title> <para >このセクションはMike McBride <email >mpmcbride7@yahoo.com</email >によって書かれました。</para> <para >Jost Schenck <email >jost@schenck.de</email >が更新しています。</para> <para >日本語翻訳:しのぱ</para> </sect2> </sect1>