<sect1 id="key-bindings"> <sect1info> <authorgroup> <author > <firstname >Mike</firstname > <surname >McBride</surname > </author> <author > <firstname >Jost</firstname > <surname >Schenck</surname > </author> <author ><firstname >日本語訳:Sinopa</firstname > <affiliation ><address > <email >sinohara@kde.gr.jp</email > </address ></affiliation ></author> </authorgroup> <date >2002-02-13</date> <releaseinfo >3.00.00</releaseinfo> <keywordset> <keyword >KDE</keyword> <keyword >KControl</keyword> <keyword >キーバインド</keyword> <keyword >バインド</keyword> <keyword >ショートカット</keyword> </keywordset> </sect1info> <title >ショートカット</title> <sect2 id="key-bindings-intro" > <title >はじめに</title > <para >&kde;の殆どの機能には、単純な<quote >ポイントしてクリック</quote >式のインターフェースでアクセスできます。しかし、ある種の操作についてはキーボードを使う方を好む人も多くいます。:<keycombo action="simul" ><keycap >&Ctrl;</keycap ><keycap >F</keycap ></keycombo >とキーを押す方が、キーボードからマウスに手を移し、<guimenu >編集</guimenu >メニューを開いて<guimenuitem >検索</guimenuitem >を選ぶよりも早いでしょう。</para> <para > 人によってキーボードショートカットの好みは様々ですので、&kde;ではいわゆる<quote >キーバインド</quote >をフルにカスタマイズできるようにしています。キーバインドは操作とキーまたはキーの組合せを関連付けるものです。</para> </sect2> <sect2 id="key-bindings-use"> <title >使い方</title> <para >ショートカットコントロールモジュールには、<quote >キースキーム</quote >というリスト、現在選択されているスキームに定義されているキーバインドのリスト、及び現在選択されているキーバインドの設定を行うフレームがあります。また<guilabel >広域ショートカット</guilabel >と<guilabel >アプリケーションショートカット</guilabel >の2つのタブもあります。(訳注:KDE3では更に、<guilabel >ショートカットシーケンス</guilabel >というタブも用意されています。)</para> <sect3 id="key-bindings-use-globapp"> <title >広域ショートカット と アプリケーションショートカット</title> <para ><guilabel >広域ショートカット</guilabel > と <guilabel >アプリケーションショートカット</guilabel >は働きとしては全く同じです。実際、ある意味に措いては、アプリケーションショートカットも<quote >グローバル</quote >(広域)ではあります。違いは:</para> <itemizedlist > <listitem ><para ><quote >広域ショートカット</quote >はアプリケーションが開かれていなくても意味を持つ操作へのショートカットです。これらのショートカットには、デスクトップの切替えや、ウィンドウ操作等々があります。 </para ></listitem > <listitem ><para ><quote >アプリケーションショートカット</quote >は、多くのアプリケーションに用意されている操作へのショートカットです。それらは保存、印刷、コピー等です。</para ></listitem > </itemizedlist> <para >ここで設定されるアプリケーションショートカットは、多くのアプリケーションで用意されている標準的な操作<emphasis >のみ</emphasis >です。殆どのアプリケーションには、それら自身の独自の操作があります。それらについては、各アプリケーションのショートカット(キーバインド)設定ダイアログ等でカスタマイズしなければなりません。</para> </sect3> <sect3 id="key-bindings-use-confkeys"> <title >ショートカット(キーバインド)の設定</title> <para >ショートカット(キーバインド)の設定はとても簡単です。ショートカットコントロールモジュールの真中に、利用可能な操作の一覧があります。その操作へのショートカットが設定されていれば、それが操作の右に表示されているはずです。ショートカットを設定したい操作を選択して下さい。</para> <para >操作を選択すると、操作リストの下の多くのコントロールが有効になります。ここでキーの組合せを設定するか、キーバインドを一切無くしてしまう事ができます </para> <itemizedlist > <listitem ><para ><guilabel >なし</guilabel >:選択された操作に対応するキーはありません。</para ></listitem > <listitem ><para ><guilabel >標準</guilabel >: 選択された操作には、&kde;の標準の設定がされています。これは殆どの場合、良い選択でしょう。&kde;は、キーバインドとして適切と考えられるものを設定してあります。 </para ></listitem > <listitem ><para ><guilabel >カスタムキ</guilabel >:このオプションが有効なとき、選択された操作に対し、キーの組合せを設定できます。任意のモディファイアキー(即ち、&Shift;, &Ctrl;, or &Alt;)を選択し、それからキーを選択して下さい:まずキーシンボルボタンをクリックしてから、実際のキーボードのキーを押します。</para ></listitem > </itemizedlist> <para >他のコントロールモジュールと同様に、設定の変更は<guibutton >はい</guibutton > または <guibutton >適用</guibutton >ボタンをクリックするまでは、有効にはなりません。全ての変更を破棄するには、<guibutton >キャンセル</guibutton >ボタンをクリックして下さい。(訳注:&kde;3からは<guibutton >はい</guibutton >ボタンはモジュールを単体で実行するときのみ表示されるようになりました。&kcontrol;から使う場合は、<guibutton >適用</guibutton >ボタンをお使い下さい。)</para> </sect3> <sect3 id="key-bindings-use-confschemes"> <title >スキームの設定</title> <para >KDEには定義済みのショートカットスキームである<guilabel >KDE default for 3 modifiers</guilabel >という名前のスキームが添付されています。そのスキームに加えて、常に、リストには<guilabel >現在のスキーム</guilabel >というスキーム名が表示されています。これは、現在あなたが使用しているスキームを表しています(つまり、現在設定しているスキーム、ではなく、今まさに使用しているスキームです。) </para> <para >初めて、ショートカットの設定に取り組むときでも、標準の設定を変更してしまうことを恐れる必要はありません。:KDEは、標準設定の変更は許しません。ですから、何時でも出荷時状態に戻すことが出来ます。<guilabel >現在のスキーム</guilabel >を選択して、現在まさに使用しているショートカットに戻すことが出来ます。しかしながら、残しておきたいショートカット設定をしてしまっているなら、それらが失われてしまわないよう、スキームの選択は慎重に行って下さい。</para> <para >ショートカットの設定が終ったら、あなた自身のスキームにそれらを保存したいでしょう。こうすることで、ショートカットの実験をして、またもとのスキームの戻るということが出来ますから。<guibutton >追加</guibutton >ボタンでいつでも(保存が)できます。名称が訊かれますので、答えると新規スキームがリストボックスに現れます。スキームを選択し<guibutton >削除</guibutton >ボタンをクリックして、あなたのスキームを削除できます。<guibutton >変更を保存</guibutton >ボタンで、現在選択されているスキームに対する変更が保存できます。注意: <guilabel >KDE標準</guilabel >と<guilabel >現在のスキーム</guilabel >は削除したり、変更を保存したりできません。(訳注:&kde;3では定義済みのスキームが増えています。要するに何も設定していないうちから選択できるスキームは削除できないということです。)</para> <important ><para >読み込みのみ可のスキームが選択された状態で設定を変更した場合には、必ず、新規スキームを追加しなければなりません。この状態で、あなたの定義済みスキームを選択しなおすと、コントロールモジュールはショートカットをそのモジュールに定義されているものに切替えますので、変更が失われてしまいます。</para ></important > </sect3> </sect2> <sect2> <title >モディファイアキー</title> <para >キーボードによってモディファイアキーのセットは異ります。例えば、&Mac;キーボードでは、&Ctrl;キーはありませんが、代わりに、<keycap >Option</keycap >キーがあります。ここでは現在のキーボードで利用可能なモディファイアキーを確認できます。</para> <para ><guilabel >マッキントッシュキーボード</guilabel >を有効にするとモディファイアキーのリストが変化します。</para> <para >&Mac;キーボードを有効にすると、更に、<guilabel >MacOSスタイルのモディファイアキーの使い方</guilabel >を有効にして、&kde;を&Mac; OSのように振舞わせることができます。</para ><!-- FIXME: well, that's rather non-explanatory, more here would be good --> <para >最後に、<guilabel >X モディファイアマッピング</guilabel >セクションでどのキー押下が&X-Server;に送られるかを変更できます。標準的な例は、滅多に使わない<keycap >Caps Lock</keycap >キーを設定変更する場合です。これをもう一つ別の&Ctrl;キーとして扱うように変更すると、あなたがブラインドタッチのできる方の場合、便利かもしれません。というのも標準的なキーボードでは、&Ctrl;キーよりも<keycap >Caps Lock</keycap >キーの方が届きやすい場所にあるからです。</para> <!-- FIXME: what exactly is going on here... --> </sect2> <sect2 id="key-bindings-author"> <title >このセクションの作者</title> <para >このセクションは、Jost Schenck <email >jost@schenck.de</email >によって書かれました。 </para > <para >日本語翻訳:しのぱ</para> </sect2 > </sect1>